内服療法|川越町

本文へ
サイトマップ
文字サイズ:
背景色
  • 背景色を白に
  • 背景色を黒に
  • 背景色を青に

糖尿病Q&A

HOME >  健康・子育て・福祉 >  健康・医療 >  川越診療所 >  糖尿病Q&A >  内服療法

内服療法

糖尿病の経口薬(飲み薬)療法の種類と作用について教えてください。
経口薬は食事療法、運動療法をキチンと行っているにもかかわらず、血糖コントロールが不十分なときに薬により血糖値を下げる治療法です。
以下に薬の特徴と服用時の注意点について説明します。

インスリン分泌促進薬

  • スルホニル尿素薬(SU薬) 商品名 ダオニール、グリミクロン、アマリールなど 膵臓に直接作用しインスリンを分泌させて血糖を下げます。インスリンの分泌機能が保たれている方に適しており長時間作用するのが特徴です。服用により体重増加や長年使い続けると効果がみられなくなること(二次無効)があります。この薬は低血糖に注意が必要です。
  • 速効型インスリン分泌促進薬 商品名 スターシス、ファスティック、グルファストなど スルホニル尿素薬(SU薬)と同様に血糖を下げる薬ですが、薬の吸収および血液中からの消失(食後2時間程度)が早いのが特徴です。そのため食後血糖の高い方に有効です。必ず食直前に服用しないと効果がありません。食直前に服用すれば低血糖の出現はほとんど認められません。

インスリン抵抗性改善薬

  • チアゾリジン薬 商品名 アクトス 内臓脂肪に作用してインスリンの働きを高めて血糖を下げます。肥満の2型糖尿病に有効です。まれに肝障害を起こすことがありますので月1回の血液検査を受けてください。副作用として体重増加があります。
  • ビグアナイド薬(BG薬) 商品名 メトグルコ、メデットなど 肝臓で蛋白質や脂肪からブドウ糖を作ることを抑え、腸からのブドウ糖の吸収を抑制して抹消組織でのインスリンの効きをよくして血糖を下げます。肥満の方やスルホニル尿素薬(SU薬)の効果不十分(二次無効)の方に有効です。この薬の単独使用では低血糖を起こさずに血糖を下げるという特徴があります。

糖分吸収遅延薬

  • α-グルコシダーゼ阻害薬 商品名 グルコバイ、ベイスン、セイブルなど 小腸内での糖分の分解、吸収を遅らせて食後血糖の上昇を抑えます。食後に血糖が上がりやすい方に適しています。必ず食直前に服用します。食べ過ぎているとガスが出やすくなったり、お腹が張るような感じや便秘・下痢などの副作用があります。この薬では低血糖はまず起きませんが、スルホニル尿素薬(SU薬)やインスリン療法との併用により起きた低血糖はブドウ糖を飲んでください。いわゆる砂糖では低血糖状態は改善しません。
☆注意: 経口薬の服用に際しては患者様ご自身も薬の名前や効用、副作用を知っておくことが大切です。他の医療機関に受診する場合は服用している薬(お薬手帳)を医師に正しく伝えてください。
内服療法
糖尿病ビジュアルガイド 石井 均
経口薬を飲んでいるから食事は普通に食べても良いですか?
薬の作用により血糖が抑えられているだけで、糖尿病自体を治すわけではありません。
食べ過ぎると血糖コントロールが悪化して薬の効果も弱くなります。薬の効果を高めるにはご自身の1日の適正カロリー(食事療法Q.2参照)を守り、毎日の生活の中で食事療法と運動療法を確実に実行することが大切です。
経口薬を飲むと空腹感が強く出るのですがどうしてですか?
空腹感は血糖が一時的に下がり過ぎた時に現れる症状のひとつです。
血糖コントロールが良い状態の方で食事(カロリー)が少なかった時、食事時間が遅れた時、普段より運動量が増えた時など薬が効き過ぎて空腹感が強く現れることがあります(症状Q.3参照)。また糖尿病治療で欠かすことができない食事・運動療法を守らず血糖コントロールが不良の場合(薬の効果が不十分と判断)には薬を増量することがあり、更に空腹感は強く現れます。このような悪循環に陥らないためにも食事・運動療法を規則正しく守りましょう。
経口薬を飲み忘れたときは、どうしたら良いですか?
α‐グルコシダーゼ阻害薬、速効型インスリン分泌促進薬は食直前に服用するのが原則です。
飲み忘れた場合は効果が現われないので服用しないでください。それ以外の薬は状況により判断がむずかしいので自己判断せず、あらかじめ対応方法を主治医に相談しておくことが大切です。指示どおり飲まないと血糖コントロールが乱れ高血糖状態が続くことにより、更に糖尿病の合併症が起きやすくなりますので注意が必要です。
体調が悪くて食事が食べられないときは、経口薬はどうしたらいいですか?
糖尿病の方は低血糖対策として絶食にしないことが大切です。
食欲がなくても水分と糖分の補給に心掛け口当たりがよく消化吸収の良い食べ物(おかゆ、果物、ジュース、アイスクリーム 等)をできるだけ工夫して食べてください。自己判断で薬を中断せず、発熱、嘔吐、下痢が止まらず食物摂取不能のときは必ず主治医の指示を受け、早めに受診してください。(自己血糖測定をしている方は血糖値をお知らせください。)